2019年03月23日

エゾヤマザクラ(Cerasus sargentii)花

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昨夜から5cmほどの積雪。すぐ融けるべぇ、とたかをくくっているのですが、11:30の気温マイナス2℃。しばらく残るかしら?
エゾヤマザクラの花です。お天気には似つかわしくないのですが、今、エゾヤマザクラについていろいろ整理していたものですから…。
属名のCerasusは「コーカサスの(Caucasian)」という意味。紀元前2〜1世紀の共和制ローマ時代の将軍、ルキウス・リキニウス・ルクッルスがそのあたりからサワーチェリーをローマに輸入したことによるとあります。
新エングラーの分類体系では、サクラ属はPrunusとしてサクラ類のほかスモモやウメ・シウリザクラ等々がひとまとめにされていましたが、クロンキストの分類体系では「Cerasus:サクラ属」「Prunus:スモモ属」・「Armeniaca:ウメ属」・「Padus:ウワミズザクラ属」に分けられました。APG体系(DNA解析による分類体系)でもこれらの属名と分類は引き継がれています。
これをスキャンした年は寒い春だったようです。私の家の近くでは5月中旬を過ぎてからエゾヤマザクラが開花したのでした。
2013/05/20

〔参考文献〕
David Gledhill,2008,THE NAMES OF PLANTS,426pp,Cambridge University Press
大場秀章編著,2009,植物分類表,511pp,アボック社

posted by Satoshi SONDA@ARCS at 12:30| Comment(0) | Flowers

2019年03月16日

モミ属(Abies)3種の葉っぱ比べ

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夜半の雪が積もって、今朝は銀世界でした。それでも大きな道路の雪はあっという間に消えてしまって、歯医者に向かう9:30ころには黒々と舗装がでていました。20:10の気温マイナス1℃。
モミ属3種の葉です。左からトドマツ(Abies sachalinensis)、モミ(Abies firma)、ウラジロモミ(Abies homolepis)。それぞれ表裏が対で、左が表、右が裏です。
先週の土曜日に開催された緑花懇話会という勉強会に樹木医の方が持ってきたのをいただいて帰ってきました。札幌の豊平公園にあるウラジロモミとされているものは、実はトドマツとウラジロモミの交雑種だった、という話題提供にあわせて交雑したものの枝先と一緒にお持ちいただいたものです。
北海道でモミ属とトウヒ属の違いを説明するときに、「触ってみて下さい。葉の先が桃割れしていて痛くないのがトドマツ(モミ属)、葉の先が尖っていて痛いのがアカエゾマツかエゾマツ(トウヒ属)」と話しているのですが、モミが混じるとそうはいかないのですね。
確かにトドマツとウラジロモミは葉先は桃割れしていますが、モミは葉先が二叉で鋭く尖っています。ただし、二叉で鋭く尖るのは陰葉か若い葉の場合だそうです。今回持ち帰ったモミは、葉が羽状についていたのできっと陰葉だったのだと思います。手が届く位置というのは陽が当たらない場合が多いですから…。
そういえば5年半ほど前になりますが、真駒内にある六花文庫の前によくわからないモミがある、ということでFB上でSOSを発信し、ウラジロモミと教えていただいたことがありましたっけ。でも、20年以上前になるけれど、あの建物(改装前)と庭木の評価にいったんだったよな。あのウラジロモミをなんて記録してきたんだろう…???
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2019/03/16・2013/11/16

〔参考文献〕
中川重年 編,1994,検索入門 針葉樹,188pp,保育社


posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:02| Comment(0) | Leaf

2019年03月15日

ミズナラ(Quercus crispula)

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夕べから今朝にかけてサッと積もりました。今は曇り空ですが、春に向かう明るさが伴っているように感じます。10:20の気温2℃。
ミズナラです。これも4月からの苫小牧展示用です。
自分のところで苗を育てると成長のいろいろな段階を記録することができるのですが、まだまだその域には達していません。我が家の庭では、どこかで拾ってきて、ドングリから育てたミズナラの苗が現在では樹高10mほどになっています(ただし30年ほどかけてですが…)。このおかげでミズナラについてはさまざまな観察をすることができます(というほどじっくりは見ていませんが…)。
いろんな樹種でやってみたいとは思うのですが、性格的にはあまり「まめ」な方じゃないからなぁ…。
まぁ、いずれ。
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 10:48| Comment(0) | Etc