2020年04月28日

ハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica)徒長枝

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曇り空が午後からは晴れ。久しぶりに最高気温が10℃を上回ったようです。札幌市内では、というか、気象台では明日にでもサクラの開花宣言を出すのではというニュースが流れています。私のところはそれよりも数日遅くなります。22:10の気温は6℃。
ハルニレの徒長枝と通常の枝の冬芽を比べました。左が通常の枝、右が徒長枝です。
どちらも1年生枝ですが、徒長枝は太さが2倍くらいあり、とても毛深いことが見て取れます。先っちょが尖っているのが葉芽ですが、徒長枝の葉芽は通常の枝の葉芽の1.5倍ほどあります。
徒長枝というのは、緑化技術用語辞典によると『不定芽より非常に勢いよく、かつ異常に伸びた枝』のこととあります。あっそうか、「不定芽から」というところ、気がつかないでいました。徒長枝というと過度に剪定した樹木の梢の先から伸び出す枝という固定観念で見ていたからでしょうね。あたりまえのことですが、落葉広葉樹を伐採したときに根元から萌芽する「ひこばえ」も徒長枝ですもんね。
さて、ここまではいいとして、なぜこういう現象が起きるのか。樹木生理学の本などをひっくり返してみたのですが、私が持っている本の中で十分な説明が載っているものはありませんでした。ほとんどが索引に徒長枝という項目すらありません。
ここまで書いてきて何ですが、どなたか「なぜ、徒長枝は勢いよく伸びるのか」について教えていただけませんか。
2020/03/22・04/26


〔参考文献〕
日本緑化工学会編,1990:緑化技術用語事典,268pp,山海堂
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 22:27| Comment(0) | 冬芽

2020年04月23日

ニシキギ(Euonymus alatus)冬芽

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曇り空、時折雪が舞い散る日でした。18:30の気温1℃。
ニシキギの冬芽です。
「どことなく、何かに似ている…」シリーズ???
エジプトのピラミッドの壁画に描かれているヒトを連想してしまったのです。
私の頭の中では、ニシキギは比較的雪の少ない地方の林床に自生する、と思い込んでいたのですが、北海道では留萌・根室を除く全道に分布しているので、単なる思い違いですね。垣根などで使われるので、自生しているものを見る機会は案外少ないような気がします。

今日は、ここ20年ほどボランティア活動や仕事でご一緒した方の訃報が届きました。札幌市の都市環境林を二人で調査して回ったことが懐かしく思い出されます。私と同い年。まだ早いよね。合掌
2020/04/21

〔参考文献〕
伊藤浩司・日野間彰・中井秀樹編著,1994,環境調査・アセスメントのための北海道高等植物目録V離弁花植物,480pp,たくぎん総合研究所
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 18:52| Comment(0) | 冬芽

2020年04月22日

キハダ(Phellodendron amurense)冬芽・葉痕

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曇り空です。風が強く、気温も低く…。09:00ころには雪が舞っていました。10:50の気温3℃。
キハダの冬芽と葉痕です。
冬芽と葉痕はそれ自体がいろいろな動物の顔に見えたりして、冬芽の観察を楽しいものにしてくれます。これは一個々々が顔に見えるのではないけれど、こんな切り取り方をしたらなんかひょうきんな顔に見えてしまったのでアップしました。
葉痕を見ると、深い馬蹄形です。葉痕がまあるく冬芽を囲っているというわけではありませんが、ちょっと見には冬芽の裏側にも葉痕が回り込んでいるかのように見えます。キハダは「葉柄内芽」といって、冬芽は葉柄に保護される形でその内部に形成されています。普通は葉柄の枝の付け根に冬芽が形成されるので葉が落ちる前でも冬芽を確認することができるのですが、キハダなどの葉柄内芽を持つ樹種は葉が落ちないと冬芽を見ることができません。
キハダのほかタラノキ・ハリギリ・ヌルデ・プラタナスなども葉柄内芽を持ちます。と書いていてなんですが、タラノキ・ハリギリ・ヌルデ、いずれもまだちゃんと見ていません。夏〜秋の宿題です。
何回も宿題が出てきています。宿題リストをつくっておかないと忘れそうです。
ところでキハダの冬芽。1年生枝と2年生枝ではなんか違うようです。この画像のY字型の上の部分は1年生枝、分かれ目から下が2年生枝です。2年生枝は副芽をつけているように見えます。今回はこのサンプルだけなので判然としません。もう一度サンプルを取ってくる必要がでてきました。これは近いうちに…。
2020/04/20

〔参考文献〕
日本大学演習林,水上演習林観察日誌32
http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~uf/minakami_diary_32.html ,2020/04/22閲覧
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 11:21| Comment(0) | 冬芽