2019年02月12日

イタヤカエデ(Acer pictum)芽生え

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また寒さがぶり返したようです。日中、気温はマイナス6℃くらいなのに、風が強かったせいでしょうか、体感気温はもっと低く感じられました。
イタヤカエデの芽生えです。
いま古い写真データを探して見ると、フィールド(札幌)では5月中旬くらいに発芽しています。落葉広葉樹林の中でやや広めの裸地があると、前年散布されたイタヤカエデの芽生えをたくさん確認することができます。ところがこれらの中で秋まで育つものはほとんどないようで、秋に同じ場所に行っても残っているものを見たことがありません。
ということをわかっているはずなのに、何を思ってか、かき起こし実験で稚樹調査を始めてしまったことがあります。かき起こしの翌年けっこう実生が発生していて「しめしめ…」と思ったですが、さらにその翌年も調査を続けるとピンクのナンバーテープだけが落ちていて、稚樹は跡形もなく消えています。想定していたよりも実生の生存率は低く、天然更新はそう容易くはないことを実感しました。
イタヤカエデの芽生えを見ると、このほろ苦い体験を思い出します。
2013/04

posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:51| Comment(0) | Etc

2019年02月11日

ミズナラ(Quercus crispula)芽生え

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ほぼ快晴、気温もお昼過ぎにはマイナス1℃。とても穏やかな雪祭り最終日です。さきほど円山方面まで行ってきたのですが、道路はいずこも路面が出ていてとても走りやすい状態でした。
ミズナラの芽生えです。
ミズナラの芽生えはほかの樹種と違って、林内でも比較的出会う機会が多いという気がしています。ある程度注意を払いながら歩かなくてはならないのは当然ですが…。画像の中央のものは庭に播いて育てたものでしたが、両端のものは近くの裏山で見つけて、いただいてきたものです。
ミズナラなどのコナラ属のタネは地中子葉型(地下子葉性)の発芽、つまり地上部に子葉(=双葉)が出ないタイプの発芽です。コナラ属では堅果(=ドングリ)が子葉で、栄養貯蔵器官として機能していて、しばらくは子葉からの栄養分で成長するようです。ドングリが萎びてしまった画像も撮ったように記憶しています。これはいずれ。
〔参考文献〕
森 徳典,1991,北方落葉広葉樹のタネ−取り扱いと造林特性−,139pp,北方林業会
斎藤新一郎, ,広葉樹のタネ,光珠内季報,42,2,北海道立林業試験場
(うまくデータベースにアクセスできず、発行年等不明)
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 16:09| Comment(0) | Etc

2019年02月10日

ハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica)芽生え

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気温はマイナスのままでしたが、いい天気でした。金曜日に最高気温マイナス13℃を体験したので、一桁のマイナスの気温は暖かく感じられます。17:10の気温マイナス8℃。
ハルニレの芽生えです。2013年に、自生種というか地域性種苗にこだわるということで、ハルニレの苗木づくりに取り組みました。自分の家にもハルニレを播種した育苗箱を持って帰ってきて、観察していました。そのときの画像です。観察記録もあったはずですが、すぐには探せなかったので画像だけでも。
ハルニレは、札幌では4月末には開花し、5月末から6月初旬には結実して飛び散ります。『結実周期は不規則で、数年にわたって凶作が連続することもある』ということですが、豊作の時に北海道大学の構内に行くと翼果が歩道の縁などに吹きだまるようにたまっています。ほうきで掃けばタネを集められる状態です。
このときのタネはそこまで豊作だったところで採取したわけではありませんが、シードトラップを仕掛けておいてけっこうな数量を採ってきた覚えがあります。
ほかの樹種でも、自分でタネを採ってきて、播種して育てて画像を撮る。そこまでできればいいんでしょうが、性格がずぼらなのでなかなかできません…。
2013/06〜07

〔参考文献〕
森 徳典,1991,北方落葉広葉樹のタネ−取り扱いと造林特性−,139pp,北方林業会
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 19:32| Comment(0) | Etc