2015年04月23日

カンバ属 葉っぱ比べ

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快晴。午前9:30の気温16℃。このあたりはまだですが、札幌市内では昨日ソメイヨシノの開花宣言。感覚的にはいつもより1週間以上季節が進んでいます。
カンバ類3種の葉っぱ比べです。左からシラカンバ・ダケカンバ・ウダイカンバです。
ウダイカンバは葉っぱ一枚でも明らかなのですが、シラカンバとダケカンバは別々に見せられると迷うことがあります。ここでは表にはできませんが、違いを比べてみます。
○葉形
シラカンバ(Bp) :三角状広卵形
ダケカンバ(Be) :三角状広卵形
ウダイカンバ(Bm):広卵状心形
○長さ
Bp:L=5〜8cm W=4〜6cm
Be:L=5〜10cm W=3〜7cm
Bm:L=8〜16cm W=6〜10cm
○基部
Bp:ほぼ切形
Be:円形〜切形
Bm:深い心形
○毛
Bp:表 無毛 裏 脈腋にまとまる
Be:表 葉脈上にわずか、ほぼ無毛 裏 葉脈上にあるが、脈腋にまとまる
Bm:表・裏 若いときにはビロード状に軟毛密生
  表・裏 成葉は葉脈上に毛が残る
○側脈
Bp:6〜8
Be:7〜12
Bm:8〜12
○葉縁
Bp:不整の重鋸歯
Be:不整の重鋸歯
Bm:不整の細鋸歯
2015/04/06

〔参考文献〕
佐藤孝夫,2011,増補新版 北海道 樹木図鑑,345pp,亜璃西社
馬場多久男,1999,葉でわかる樹木 625種の検索,396pp,信濃毎日新聞社
上原敬二,1961,樹木大図説1,1309pp,有明書房
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2015年04月17日

カツラ 芽吹き

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一日中曇り、そして冷たい風が吹き続けた一日です。午後5:30の気温2℃。
カツラの芽吹きです。
枝先を採ってきて水挿ししておいたら、展葉してきました。薄紅色の托葉が好きです。
この薄紅色に開く托葉、ほんとうにそうだったっけ?と思って調べていると、思いの外托葉に関する記述は少なく、はてさて状態でした。先ほど北大のY先生に電話でSOSして「いいんじゃない」というご返事をいだいたのでアップしました。
今年は春が早いので、ここ10日か2週間くらいで開花しそうです。少しマメにカツラのあるところを回って、雌花・雄花を採集したいと思っています。
2015/04/16
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 17:51| Comment(0) | Leaf

2015年04月04日

ハコヤナギ属 3種 葉っぱくらべ

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晴れ。7:30の気温3℃。
ハコヤナギ属3種の葉っぱくらべです。
左から、ヤマナラシ、チョウセンヤマナラシ、ドロノキ。
この画像ではちょっと見えにくいかもしれませんが、ヤマナラシとチョウセンヤマナラシの葉の付け根(葉柄と葉の接点付近)に着目。わずかに細くなっているように見えます。これは葉柄が90度ねじれているからです。このため葉が風を受けると揺れやすく、隣り合う葉と触れ合ってカラカラと響きます。風の強い日にヤマナラシの一斉林に行くとこのカラカラが大きなざわめきとなって聞こえます。「山鳴らし」、まさにこの木の語源です。
ドロノキ、まだスキャン技術が未熟だったころに撮った1枚です。葉っぱはけっこう立体的なので、スキャンするときにカバーを閉めてしまうと押しつぶされて皺が寄ってしまいます。このドロノキの葉もそのいい例です。これはまずいと思って、このあと様々な工夫(というほどたいそうなものではありませんが)を考えるようになりました。これは後日書きましょう。
2015/03/31

〔参考文献〕
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 08:09| Comment(0) | Leaf