2018年12月04日

エゾタンポポとシコタンタンポポ 総苞

web_181203_T_venustum_shikotanense_ib_170601_170520_40_01_300_PC_900.jpg


師走の雨です。9:20の気温8℃。
エゾタンポポとシコタンタンポポの総苞です。
シコタンタンポポの特徴として「外片に縁に白みを帯びた目立つ角状突起がある(梅沢(1))」、「総苞は濃い緑色で縁が白い膜状をしており(梅沢・村野)」とあるのですが、よくわかりません。とくに『角状突起』がどの部分を指しているのが不明です。
エゾタンポポは花茎上部に細毛が密生していて、これが一つの特徴ではあるようです。
前にも書いたように、花期はエゾタンポポの方が10日から2週間ほど早いこと、そして苫小牧市内での観察結果によるとエゾタンポポは比較的内陸部、シコタンタンポポは海岸近くに咲いていることなどを考え合わせると、識別自体はそう難しくはないのかもしれません。
2017/05/20・05/31

〔参考文献〕
梅沢俊,2018,北海道の草花,399pp,北海道新聞社
梅沢俊 著・村野道子 絵,1997,北海道 初夏の花 絵とき検索表,56pp,エコネットワーク
苫小牧民報,2015/06/15,タンポポの分布調査結果 在来種、浜辺に根強く残ってた,
https://www.tomamin.co.jp/news/main/5876/ ,2018/12/04
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 10:02| Comment(0) | Flowers

2018年12月02日

エゾタンポポとシコタンタンポポ 頭花

web_181202_T_venustum_shikotanense_170601_170520_40_01_300_PC_900.jpg


晴れ、10:20の気温3℃。
エゾタンポポ(Taraxacum venustum)とシコタンタンポポ(Taraxacum shikotanense)の頭花を並べました。
こうやって並べると、エゾタンポポに比べシコタンタンポポの小花は細長く、花弁の色もややオレンジ味を帯びているように見えます。
以前(2018/08/09)、エゾタンポポ・シコタンタンポポ・セイヨウタンポポの3種の小花を並べたものをアップしています。小花と雌しべを比べるとより違いはわかりやすいようです。
http://scanbotanica00.sblo.jp/article/184134671.html
花期はずれていて、10日〜2週間ほどシコタンタンポポが遅く咲きます。ですから標本として採取しておかないと、実物を見比べることができません。このあたりも迷ってしまう一因かもしれません。
2017/05/20・05/31
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 10:42| Comment(0) | Flowers

2018年12月01日

シコタンタンポポ(Taraxacum shikotanense)

web_181201_T_shikotanense_170601_170531_40_01_300_PC_900.jpg


時折陽は差すもののどんよりとした一日でした。20:30の気温マイナス3℃。
シコタンタンポポの花です。
シコタンタンポポは基本的には日高山脈の東側の太平洋岸に分布しています。山脈の西側では数ヶ所しか分布が確認されていません。そのうちのひとつが苫小牧です。
図鑑(梅沢俊,2018)によれば、エゾタンポポとの違いは次のようになっています。
頭花の大きさ シコタンタンポポ 5cm程度
       エゾタンポポ 4cm程度(やや小振り)
外片     シコタンタンポポ 縁に白みを帯びた目立つ角状突起がある
       エゾタンポポ 角状突起は小さく、ないものもある
外片の角状突起の話は図鑑を見てもわかりにくく、こんどスキャンした画像を2種並べてみます。
来年の展示に向けて少しずつ整理していくので、季節感ゼロになる可能性もあります。
2017/05/31

〔参考文献〕
日野間彰, FLORA OF HOKKAIDO ,http://www.hinoma.com/maps/index.shtml
梅沢俊,2018,北海道の草花,399pp,北海道新聞社
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:11| Comment(0) | Flowers