2018年11月04日

サトウカエデ(Acer saccharum)紅葉

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今日もまたいいお天気でした。午前中は自然ウォッチングセンター主催の「ときわ自然散歩」。島田さんと鎌田さんのガイドで常盤の真駒内川あたりをぶらついてきました。ワイワイいいながら周りの自然をみて歩くのもいいものですね。このときの成果は後日。
サトウカエデの紅葉です。
10月22日、大通公園から拾ってきたものです。葉の変異がけっこうあるので、樹名板がついていないところで葉だけ見ると、迷いそうです。
学名の種小名saccharumは「砂糖の」という意味。英名はSugar Maple。メイプルシロップを採る、言わずもがなの木です。サッカリンという人工甘味料、60歳過ぎの年代ならよく聞き覚えがあるでしょう。
カナダの国旗に使われている樹種ですが、それがなぜ使われるようになったのか、上原(1961)は次のように説明しています。
『1812年英仏両軍は森林中に会戦しその時英軍は真紅色の軍服を敵軍の目から隠すため上衣をさきカヘデの小枝をさしこみ進軍したがそのために迷彩の効を示し勝利を得た。それから50年後キャナダ軍隊はこの葉を部隊の軍旗模様に用うようになり、葉の形は国花として使われるように至ったのである』。
「1812年英仏両軍は」という部分は誤っているようで、1812〜14年にかけてはアメリカがイギリスに宣戦布告してカナダを侵略した「米英戦争」のことだと思います。
実のところこれまで、メープルシロップが大量に採れるからサトウカエデを国旗に使っていると思い込んでいたのですが、迷彩用に役立ったからなのですね。初めて知りました。
かつて北海道にも導入されてメープルシロップを採取しようと試みたことがあったものの、失敗したようです。ただ上原(1961)は『最近には復活の機運である』と書いています。そう、その後もうまくいった話は聞いていませんね。
2018/10/22

〔参考文献〕
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
上原敬二,1961,樹木大図説2,1203pp,有明書房
亀井高孝・三上次男・林健太郎・堀米庸三 編,2000,世界史年表・地図,64pp,吉川弘文館


posted by Satoshi SONDA@ARCS at 19:52| Comment(0) | 葉っぱだより
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