2016年11月09日

イボタノキ(Ligustrum obtusifolium)果実

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曇り、一時陽が差していましたが、暗くなることから雪が降ってきました。道路はうっすらと白くなっています。
日曜日に降り積もった雪は未だ融けず、ひょっとしたら根雪になってしまうのでは危惧しています。20:50の気温マイナス4℃。
イボタノキの果実です。
イボタノキの語源、牧野先生は『樹皮に白いイボタロウ虫が寄生することによりイボタノキといい、その虫が分泌したろうは家具のつやだしなどに使われる』と書いていますが、ちょっと循環参照的な書き方でよくわかりません。イボタロウムシが先に名づけられていて、そのあと木の名前が付いたかのように読めます。
ネットでいろいろ調べると、「緑を守り育てる宮城県連絡会議」のHPに納得できそうなものが載っていました。そのまま引用します。『(観察会の時)「イボタの意味は何ですか」 と質問されたことがあります。イボタノキに寄生するイボタカイガラムシが分泌するイボタ蝋は、敷居に塗って戸の滑りをよくした、家具の艶出し、生糸や織物の光沢づけに用いたそうです。 また、木蝋と同じように蝋燭の材料にもされたと言います。 さらに、強壮剤、止血剤、利尿剤などに用いたようです。肝心の「イボタ」の語源ですが皮膚に疣が出来たとき、糸でこれを縛りそこへこの蝋を溶かした熱い雫を垂らすと、ぽろりと疣が取れることから、これを「イボトリ」と称し、これが訛って「イボタ」になったようです』。「イボタ蝋虫」ですね。イボタロウムシ(Ericerus pela) はまだ見たことがありません。日本全国に分布するようですが…。
2014/11/20

〔参考文献〕
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
緑を守り育てる宮城県連絡会議:http://www.midori-miyagi.com/
植物と人との出会いシリーズ78 語源は疣取りから?:http://www.midori-miyagi.com/plant00/plant02/newpage223.html 2016/11/09 閲覧
兵庫県農林水産総合技術センター:http://hyogo-nourinsuisangc.jp/
−身近な益虫たち−Aカイガラムシ:http://hyogo-nourinsuisangc.jp/97ippann/bojo/ekicyu/kaigaramushi.pdf 2016/11/09 閲覧
北海道立林業試験場:http://www.hro.or.jp/list/forest/research/fri/index.html
イボタロウムシ:http://www.fri.hro.or.jp/zukan/konchu/00data/kamemusi/kaigara/ibotaro/note.html 2016/11/09 閲覧
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:40| Comment(0) | Fruit
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