2015年08月02日

ウド(Aralia cordata) つぼみ

150802_web_A_cordata_bud_150731_05_01_300_450.jpg


晴れ。17時の気温23℃。過ごしやすくなってきました。
ウドです。まだつぼみ、例年だとお盆頃に花盛りを迎えますが、今年はほかの植物と同様早いのでしょうか?
昨年の夏にも花を採取してスキャンしましたが、持ち帰るときの取り扱いがまずくておしべを再現できませんでした。今年は慎重に持ち帰って再度挑戦してみましょう。
ウドの語源ははっきりしていないようですが、川尻(2007)で4つの説が整理されています。
(1)成長すると茎が中空になっていて「宇登呂(ウドロ)」と呼んだことから(本草綱目纂疏ホンゾウコウモクサンソ
(2)茎は太く大きいが芯が中空で材として利用できないため「虚(ウツロ)」と呼んだことから
(3)風がなくても動くように見えるので「うごく」と呼ばれ次第に「うど」に転化
(4)土の中の芽を食べるため「埋(ウヅ)」から転化
もともと木本じゃないのに、材として使えないという理由で「ウドの大木」なんて呼ばれて気の毒なことです。
ところで「宇登呂」の文字が出てきたのでちょっと気になりました。宇登呂は知床半島の付け根に位置している斜里町の集落の地名です。北海道の地名は基本的にアイヌ語に漢字を当てたものですから、当然ウドとは関係はないはずと思いながらも念のために調べてみました。元々の地名は「ウトゥルチクシ(uturu-chi-kush-i)」といって『その間を・我等が・通行する・所』という意味。『岩と岩との間に細道を通って部落から浜へ往来するのでこの名がある』と斜里町史地名解に記されているとのことです。
2015/07/31

〔参考文献〕
川尻秀樹,2007,「読む」植物図鑑 樹木・野草から森の生活文化まで,344pp,全国林業改良普及協会
山田秀三,1984,北海道の地名,586pp,北海道新聞社
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 18:30| Comment(0) | Flowers
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: