2019年08月18日

パクチー/コリアンダー(Coriandrum sativum)果実

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午後からは快晴。夏休み最後の日かな、けっこう道路が混んでいました。暑かったけれど、真夏日にはなっていませんでした。20:20の気温21℃。
パクチー/コリアンダーの果実です。
果実の話だから、もうコリアンダーでいいかな?
ネットで検索してみると、もっともらしく訳のわからないことを書いているものもあります。『コリアンダーとパクチーは生の状態で見分けることは非常に難しい。なぜならば同じ植物で、方や…』。同じ植物の英語とタイ語ですから、って素直に書いたらいいのにと笑ってしまいました。
属名Coriandrumの語源を調べると、微妙な違いがでてきて面白い。牧野先生(1961)は、『coris(南京虫)+annon(アニスの実)で何れも果実のもつ異臭による』と「臭い」を強調して書いています。一方豊国先生(2009)は『konis(gr.ナンキンムシ)+annon(gr.アニスの実)』として臭いには言及していません。David Gledhill(2008)は単に『コリアンダーはナンキンムシ(dedbug)に似たタネをつける』としか書いていません。確かに臭いは気になるのですが、どの説が正解なのでしょう?
※アニスの実:英名anise、Pimpinella anisumの果実。果実を乾燥させたものをアニシード(aniseed)といって消臭剤や香辛料として用いる。
2019/07/21

〔参考文献〕
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
豊国秀夫編,2009,復刻・拡大版 植物学ラテン語辞典,386pp,ぎょうせい(初版1987,至文堂)
David Gledhill,2008,THE NAMES OF PLANTS FOURTH EDITION,Cambridge University Press
山中雅也,1994,アニス,園芸植物大事典1,106,3099pp,小学館(総ページ数は1巻から通算)
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:41| Comment(0) | Fruit