2018年12月30日

ダケカンバとシラカンバの樹皮

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一時あわやという降雪強度で降ってきましたが、幸い短い時間でした。曇り空で、最高気温も0℃と昨日よりは暖かな一日でした(と、書いている先から降ってきていますが…)。
ダケカンバとシラカンバの樹皮です。画像の上半分がダケカンバ、下半分はシラカンバです。
こうやって並べてみるとけっこう違うものです。
まずは色、ダケカンバの方がややクリーム色がかっています。次に皮目に着目すると、ダケカンバの皮目は薄茶色で長さが1cm以内、幅は0.4mm程度であるの対して、シラカンバはグレーがかった色で長さは2〜3cm、幅は1m程度と大型です。密度もシラカンバの方が高いですね。
ふだんは樹皮の一部だけを見て、「これは何?」なんてことはありません。ダケカンバとシラカンバを見分けるときに着目するのは落枝痕(枝が抜けた跡)です。シラカンバは「ハ」の字になるのですぐわかります。それと枝の色。シラカンバは幹は白くても枝は茶色っぽい色です。ダケカンバはシラカンバと違って分枝しても枝は白いというあたりでしょうか。
今日採集してきた裏山にはウダイカンバもあります。次はウダイカンバの樹皮も採集してきて並べてみます。
2018/12/30


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2018年12月27日

ヤマブドウ(Vitis coignetiae)ツル

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雪です、細かい雪片が、すーっと落ちてくるような降り方です。13:20の気温マイナス8℃。予報は当たりました。ただ雪が積もったせいか前ほどキュッと寒さを感じず、柔らかい寒さになったような気がします。
ヤマブドウのツルです。
ヤマブドウの当年生のツルは成長点にセンサーでもあるかのように、触ったものに巻き付いていきます。ときとして自分自身にも巻き付き、「自縄自縛」を演じていることもあります。
先日の「ときわ自然散歩」で、同じ参加者の方から面白い話を聞きました。『ヤマブドウのツルって、○○巻きなんだけど、それが途中で変わるって知ってました?途中で巻き方が変わって、その部分がバネのような働きをしているんです』。○○の部分、右だったか左だったか忘れてしまったので。
この画像でいうとコイルのように巻いていた部分が曖昧になり、巻きが緩くなっていくあたりがその境目でしょうか。巻き付く相手がいなくなったときでも、勢いをつけて次の巻き付き先を探す運動ができるような仕組みなのでしょうか。次、もう一度右巻き、左巻きを確認しながら「巻き」の変わる部分を確認してみたいと思います。
2018/12/23
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 14:21| Comment(0) | Etc

2018年12月26日

シラカンバ(Betula platyphylla var.japonica)果穂

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厚い雲を通してぼんやりとした陽の光が差し込むこともあります。明日あたりから荒れ模様という予報ですが、まだ静けさを保っています。14:50の気温マイナス3℃。
シラカンバの果穂の軸です。
この時期のシラカンバの果穂、触れれば落ちなんばかり、という状態です。かろうじて形を保っているものもありますが、触るとバラバラになってしまうので、お持ち帰り不可、です。中にはこのように果穂の軸だけが残っているものもあります。まるでフェンシングの剣のようです。
シラカンバの果穂、実はまだ堅いものも残っていると思います。シラカンバの種子散布は晩秋から翌春までダラダラと続きます。積雪の中にカンバ類のタネが幾層もサンドイッチ状態になっているのを見たことがあります。シラカンバのタネは小さくて寿命は短そうです。さまざまな環境条件下でもどれかが生き残ればいい、ということで散布時期も長いのではないかと考えています。
ちなみに1つの果穂には600〜700個ほどのタネがついているそうです。1本の木で、1年にどれほどのタネを飛び散らせるのでしょう。さすがにそこまで数えた人はいなかな?
2018/12/23

〔参考文献〕
森 徳典,1991,北方落葉広葉樹のタネ−取り扱いと造林特性−,139pp,北方林業会
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 15:29| Comment(0) | Etc