2018年09月29日

イボタノキ(Ligustrum obtusifolium)花

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まだ台風の影響はなく、晴れています。11:30の気温19℃。
イボタノキの花です。
季節外れですが、月曜日に開催する「花のあとさき」の題材として整理したのでアップします。
イボタノキの名前の由来となっているのがイボタロウムシ。これについては以前書いたので(http://scanbotanica00.sblo.jp/article/177607061.html)省略します。イボタロウムシの鑞はかつては家具の艶出しに使われたそうです。1960年代までは使われていたと思われ、上原(1961)は次のように書いています。
『この枝につく貝殻虫が分泌する鑞は厚み3〜5mmとなり、9月中旬に鑞質がとれる、富山県射水郡の海岸、片口村ではこれをとって乾かし農家の副業として1戸4万円の収入をあげている。他の地方でも同様に副業としているとことがあるかもしれない』。
ちなみにこの本が出版されたのは1961(昭和36)年で、そのころのサラリーマンの月給は月2万円程度だったようです。ちょっとの間でサラリーマンの2ヶ月分の収入があったのですから、なかなかいい副業だったのですね。
2017/07/14

〔参考文献〕
上原敬二,1961,樹木大図説3,1276pp,有明書房
年次統計,
https://nenji-toukei.com/n/kiji/10023/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E6%9C%88%E7%B5%A6,2018/09/27 閲覧


posted by Satoshi SONDA@ARCS at 11:59| Comment(0) | Flowers