2018年09月30日

イワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)花

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台風24号の影響でしょうか、ずーっと厚い雲に覆われています。12:50の気温16℃。
イワガラミの花です。
今日も季節外れですが、整理の都合上ということです。
イワガラミにはウリヅタという別名もあります。秩父の山の方では食用としていたそうで、生の葉をもんで味噌をつけて食べると瓜の味がするので「ウリヅタ」という名前が付いたといいます。
まだ嗅いだことはありませんが、イワガラミもツルアジサイも4〜6月ころの新芽を摘むとキュウリの香りがするということ。この香りの成分は「青葉アルコール」・「青葉アルデヒド」・「キウリアルコール」などで、虫やカビに対する防御物質と考えられているそうです。
ところで、いろいろ整理していると「あらっ」と思うものを採取していないことがわかります。今回わかったのは、ツルアジサイの花や葉が未採取であったこと。葉はまだ大丈夫かな?花は来年です。
2012/07/14

〔参考文献〕
上原敬二,1961, 樹木大図説1,1300pp, 有明書房
川尻秀樹,2008,続・「読む」植物図鑑 樹木・野草から森の生活文化まで,204pp,全国林業改良普及協会



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2018年09月29日

イボタノキ(Ligustrum obtusifolium)花

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まだ台風の影響はなく、晴れています。11:30の気温19℃。
イボタノキの花です。
季節外れですが、月曜日に開催する「花のあとさき」の題材として整理したのでアップします。
イボタノキの名前の由来となっているのがイボタロウムシ。これについては以前書いたので(http://scanbotanica00.sblo.jp/article/177607061.html)省略します。イボタロウムシの鑞はかつては家具の艶出しに使われたそうです。1960年代までは使われていたと思われ、上原(1961)は次のように書いています。
『この枝につく貝殻虫が分泌する鑞は厚み3〜5mmとなり、9月中旬に鑞質がとれる、富山県射水郡の海岸、片口村ではこれをとって乾かし農家の副業として1戸4万円の収入をあげている。他の地方でも同様に副業としているとことがあるかもしれない』。
ちなみにこの本が出版されたのは1961(昭和36)年で、そのころのサラリーマンの月給は月2万円程度だったようです。ちょっとの間でサラリーマンの2ヶ月分の収入があったのですから、なかなかいい副業だったのですね。
2017/07/14

〔参考文献〕
上原敬二,1961,樹木大図説3,1276pp,有明書房
年次統計,
https://nenji-toukei.com/n/kiji/10023/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E6%9C%88%E7%B5%A6,2018/09/27 閲覧


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2018年09月27日

ホザキシモツケ(Spiraea salicifolia)つぼみ・花・果実

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曇り、薄日が差しています。9:00の気温13℃。今日は最高気温が20℃を下回るよう。秋ですね。
ホザキシモツケのつぼみ・花、そして果実です。
つぼみと花は2017年7月6日、果実は2018年9月17日採取で9月20日スキャンです。採取は、いずれも苫小牧市静川。来年の展示をイメージして、A1サイズに仕上げています。
ところでホザキシモツケ、一時期はRDB植物に指定されていたので、保全や移植・増殖はどうしようと話題になったことがあります。釧路湿原の縁辺で仕事をしていたときのことです。釧路博物館のSさんや辻井達一先生に相談したところ、簡単に挿し木で増やせるよ、とのことでした。そういえば、勇払川の調査に行ったときにひっくり返ったホザキシモツケから根が出ているのを何本も確認したことがあります。このタネをみると確かに播種からはたいへんかもしれないが、挿し木でできるんならやってみるか、と思ったものでした。結局、やらずじまいでしたが…。
2018/09/26

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