2017年06月04日

コナラ(Quercus serrata)雄花と花粉

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一日中肌寒く、そして今も降り続いています。17:50の気温9℃。
コナラの雄花と花粉です。
雄花の尾状花序をスキャナのガラス面においたとたん、花粉がふわっと散ります。幸いコナラ属やカバノキ科の花粉にはアレルギーはないので作業を続けることができます。花粉アレルギーだったら、Scan Botanicaは続けられなかったでしょうね。
どうやってひと花あたりの花粉量を計量したらよいのかわかりませんが、風媒花は虫媒花に比べずいぶんたくさんの花粉を振りまいていると感じられます。風任せで相手を探さなければならないので、たとえ非効率的であっても数で勝負、となったのでしょう。
これに対して花被をもつ虫媒花は…、と進化の過程を書いてみようかと思ったのですが、参考書を理解できず断念。一年かけて勉強しようかしら。
2017/06/03
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 19:57| Comment(0) | Flowers

2017年06月03日

オランダイチゴ(Fragaria x ananassa)花の断面

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ずっとどんよりしていましたが、午後からは降ってきました。冷たい雨です。20:00の気温7℃、暖房入ってます。
オランダイチゴの花の断面です。品種まではわかりませんが…。
雌しべ(花柱)がたくさんあります。そしてひとつの雌しべに子房が1個。いつも食べているイチゴの表面にあるぶつぶつが果実(痩果)で、その中にタネが入っています。私たちが食べているのは「実」ではなく、花托(かたく)と呼ばれ、萼片・花弁・雄しべ・雌しべ・心皮など花を構成するものたちを支えている部分です。子房の下にあるこんもりとしたところです。
一般的な離弁花の構造模式図を下に示しました。図のオレンジ色の部分が花托です。こんな部分を食べているなんて思いもよらないものです。
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そういえば昨日、「植物のどの部分を食べているのか、整理したらおもしろいかもね」という話が出ました。そのうち挑戦してみようかな。
2017/06/03

〔参考文献〕
清水建美,2001,図説植物用語事典,323pp,八坂書房
図は清水(2001)に加筆


posted by Satoshi SONDA@ARCS at 20:43| Comment(0) | Flowers

2017年06月01日

コナラ(Quercus serrata)花

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予報どおり雨になってきました。15:00の気温14℃。
コナラの花です。
スケールの近くで、葉の付け根にある赤い小さいものが雌花、そして右下に垂れ下がって花粉を出しているものが雄花です。コナラ属の雌花、カシワはまだ確かめていませんが、ミズナラ・コナラともにとても小さな花です。
苫小牧、先々週行ったときにはまだ雄花の尾状花序もわずかしか垂れ下がっていなくて、本当に咲くんだろうかと不安な気持ちで眺めてきました(一応、採取はしてきましたが)。昨日は満開といった風情で尾状花序が垂れ下がっていました。新葉が銀色に輝く芽吹き時にはまだ開花せず、ようやく葉が開ききろうかというころが開花期であることがわかりました。
コナラは、札幌市内では南東部にしか分布していないので、ふだん身近に接する機会は多くありません。しょっちゅう眺めていることが大切ですね。
2017/05/31
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 15:10| Comment(0) | Flowers