2016年11月27日

ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus)果実

161127_web_C_orbiculatus_FR_161126_02_01_300_600.jpg


時折陽が差すものの分厚い雲に覆われています。11:20の気温6℃、温かい日です。
ツルウメモドキの果実です。
森の中は次第にモノトーンの世界になってきています。そんな中でひときわ目を引くのがこれ。毎年この頃になるとツルウメモドキの果実をアップしているような気がします。おかげで書くこともなくなってきているような…。
ツルウメモドキは花材として使われているので、さてお値段は?と思ってちょっとネットで探してみました。長さ1.5mくらいのもので4000〜5000円(送料別途)なんてものもありました。ほ〜、けっこういい値段。しかし森の中から集めるのはちょっとたいへんそう。
増殖は基本的に「根伏せ」や「挿し木」。雌雄異株なのでタネから育てる方法では雄株になるのか雌株になるのかわかりません。なのでクローンということになります。挿し木時期は「青挿し」といって夏。単純に挿しただけでは発根しにくいので、「密閉挿し木」といってポリフィルムなどで完全に密閉した挿し床でやる必要があるとされています。
来年あたりちょっと試してみようかな?
2016/11/26

〔参考文献〕
福島県農業試験場 いわき支場,実用化技術情報 自生枝物(ツルウメモドキ、ノイバラ)の挿し木繁殖法
http://www4.pref.fukushima.jp/nougyou-centre/kenkyuseika/H14_seika/H14seikadata/H14_fukyu_20.pdf 2016/11/27 閲覧
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 11:46| Comment(0) | Fruit

2016年11月26日

ブルーベリー(Vaccinium corymbosum)冬芽

161125_web_V_corymbosum_Fbud_161120_40_02_300_600.jpg


朝方は晴れましたが、その後時折弱い陽が差すものの、どんよりとした一日でした。3時間ほど外をぶらつきましたが昨日よりも温かい日となりました。20:00の気温マイナス2℃、昨日の同時刻より4℃ほど高めです。
ブルーベリーの冬芽です。当年生枝の上部、これらは全て花芽で、この下部に葉芽があります。
果樹の図鑑は持ち合わせていないので、学名はたぶん、ということです。品種まではわかりませんが、ハイブッシュ・ブルーベリーの一種ということになります。
栽培品種として育成されているものは2種だけで、このほかラビットアイ・ブルーベリー(Vaccinium ashei)がありますが、これは耐寒性に劣り日本では西南暖地で栽培されているとのこと。ということで我が家のブルーベリーはハイブッシュ・ブルーベリー(Vaccinium corymbosum)とした次第です。
花芽と葉芽の比較は、また後日。
2016/11/20

〔参考文献〕
佐藤幸雄,1994,ブルーベリー,園芸植物大事典2,2109-2111,3099pp,小学館
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 20:26| Comment(0) | 冬芽

2016年11月09日

イボタノキ(Ligustrum obtusifolium)果実

161109_web_L_obtusifolium_FR_141120_01_02_300_600.jpg


曇り、一時陽が差していましたが、暗くなることから雪が降ってきました。道路はうっすらと白くなっています。
日曜日に降り積もった雪は未だ融けず、ひょっとしたら根雪になってしまうのでは危惧しています。20:50の気温マイナス4℃。
イボタノキの果実です。
イボタノキの語源、牧野先生は『樹皮に白いイボタロウ虫が寄生することによりイボタノキといい、その虫が分泌したろうは家具のつやだしなどに使われる』と書いていますが、ちょっと循環参照的な書き方でよくわかりません。イボタロウムシが先に名づけられていて、そのあと木の名前が付いたかのように読めます。
ネットでいろいろ調べると、「緑を守り育てる宮城県連絡会議」のHPに納得できそうなものが載っていました。そのまま引用します。『(観察会の時)「イボタの意味は何ですか」 と質問されたことがあります。イボタノキに寄生するイボタカイガラムシが分泌するイボタ蝋は、敷居に塗って戸の滑りをよくした、家具の艶出し、生糸や織物の光沢づけに用いたそうです。 また、木蝋と同じように蝋燭の材料にもされたと言います。 さらに、強壮剤、止血剤、利尿剤などに用いたようです。肝心の「イボタ」の語源ですが皮膚に疣が出来たとき、糸でこれを縛りそこへこの蝋を溶かした熱い雫を垂らすと、ぽろりと疣が取れることから、これを「イボトリ」と称し、これが訛って「イボタ」になったようです』。「イボタ蝋虫」ですね。イボタロウムシ(Ericerus pela) はまだ見たことがありません。日本全国に分布するようですが…。
2014/11/20

〔参考文献〕
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
緑を守り育てる宮城県連絡会議:http://www.midori-miyagi.com/
植物と人との出会いシリーズ78 語源は疣取りから?:http://www.midori-miyagi.com/plant00/plant02/newpage223.html 2016/11/09 閲覧
兵庫県農林水産総合技術センター:http://hyogo-nourinsuisangc.jp/
−身近な益虫たち−Aカイガラムシ:http://hyogo-nourinsuisangc.jp/97ippann/bojo/ekicyu/kaigaramushi.pdf 2016/11/09 閲覧
北海道立林業試験場:http://www.hro.or.jp/list/forest/research/fri/index.html
イボタロウムシ:http://www.fri.hro.or.jp/zukan/konchu/00data/kamemusi/kaigara/ibotaro/note.html 2016/11/09 閲覧
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 21:40| Comment(0) | Fruit