2016年06月26日

シコタンハコベ(Stellaria ruscifolia)花

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小雨模様。11:30の気温14℃。相変わらずの低温傾向です。
シコタンハコベの花です。
先日「花のあとさき」という勉強会でS先生からいただいてきたものです。本来海岸〜高山の岩礫地に生育していますが、お庭で栽培しているとのこと。高山植物を栽培している園芸屋さんから買い求めたものらしい。
シコタンは色丹島に由来するのでしょう。ハコベは古くから文献に現れる名のようですが、それだけに名前の由来を紐解くのは難しいようです。牧野先生は『ハコベはハコベラの略。ハコベラの意味は不明』としています。高橋(2002)は、そこを何とか、ということでひとつの説を取り上げています。『ハコベの茎を折ってみると、絹糸を紡ぐときのような、薄い白い糸状の繊維がでる。このことから古名ハコベラの“ハコ”に“帛(はく)”の文字を当てている。“帛”とは美しい綿毛のことを意味する。“ヘラ”は、繁っているという意味。そこで、ハコベは“たくさん繁る美しい白い糸を出す草が由来となる…』。と書きながらもそのすぐ後に『この説は少し考えすぎのような気がしてならない。“ハコベラ”は、“はびこる”という意味の古い言葉の語源ではないかと思う』と書いています。そして最後に『名前の由来は非常に難解である』と締めくくっています。
名前の語源というのは、わかっているようでわからないものも多く、後世の人たちがいろいろ解釈しているものがけっこうあるようです。
2016/06/14

〔参考文献〕
梅沢俊,2007,新北海道の花,462pp,北海道大学出版会
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
高橋勝雄,2002,山渓名前図鑑 野草の名前 春,367pp,山と渓谷社
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2016年06月25日

Scan Botanica展『植物微視』のご案内

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朝から強めの雨が降っていました。6月も下旬なのに肌寒い日が続きます。13:40の気温14℃。
7月21日から開催する個展のご案内です。
これまで「Scan Botanica」でアップしてきたものの中からセレクトして展示します。

『植物微視』
Satoshi Sonda Photo Exhibition
Scan Botanica Collection 4
 じっと目を凝らす
 闇に浮かぶ、妖・愕・美
 思わず問う、君は誰?
 ルーペとアートの狭間で

2016年7月21日(木)〜8月14日(日)
営業時間:12:00〜24:00(日・祝〜21:00)
定休日:水曜日
カフェエスキス
札幌市中央区北1条西23丁目1-1 メゾンドブーケ円山1F
TEL 011-615-2334 http://www.cafe-esquisse.net/
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2016年06月22日

タチイヌノフグリ(Veronica arvensis)

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夏至の晴れ渡った空は一転、どんよりとした雲に覆われています。7:30の気温16℃。
タチイヌノフグリの花です。
直径3〜4mmほどの小さな花です。うちの庭の片隅にひっそりと咲いていました。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、1〜2年草。図鑑には『花冠は花弁状に4深裂し、径4mmほどで下の1裂片が小さい』とあります。パッと見た感じ離弁花のようですが、基部は合着しています。
APG体系では、ゴマノハグサ科からオオバコ科に分類が変更されています。
2016/06/21

〔参考文献〕
梅沢俊,2007,新北海道の花,462pp,北海道大学出版会
大場秀章編著,2009,植物分類表,511pp,アボック社

posted by Satoshi SONDA@ARCS at 07:55| Comment(0) | Flowers