2016年05月31日

ムラサキケマン(Corydalis incisa)花

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ちょっと風が強く、曇り。青空が顔を覗かせ、ときおり陽が差し込みます。9:30の気温15℃。
ムラサキケマンの花です。
先日、「和みの森」の帰りに、恵庭サン・ガーデンにおじゃましていただいてきました。畑を案内していただいて柏木川の辺に行くと、木々の下に小さな群落をつくっていました。「ちょっと、いい?」「栽培ものじゃないから…」なんて会話をしながら頂戴してきた次第です。
図鑑によれば花期は5〜6月。自分の感覚からするとエゾキケマン(Corydalis speciosa)の方が先に花開くかな、と思っていたのですが、図鑑では両方とも同じ花期ですね。
和名の由来を調べていたのですが、ちょっとまとまりがつかなくなってきて…。ケマンソウ(華鬘草:Lamprocapnos spectabilis (L.) Fukuhara)という中国渡来の草本があって…、ということなので、これが渡来した後にいろいろなキケマン属の種に○○ケマンという名がつけられたことになります。ケマンソウ渡来以前はどんな名前で呼ばれていたのでしょうね?
2016/05/25

〔参考文献〕
梅沢俊,2007,新北海道の花,462pp,北海道大学出版会
谷口弘一・三上日出夫,2005,北海道の野の花最新版,631pp,北海道新聞社
牧野富太郎,1961,牧野新日本植物図鑑,1060pp,北隆館
高橋勝雄,2002,山渓名前図鑑 野草の名前 春,367pp,山と渓谷社
学名は、米倉浩司・梶田忠,2003-,「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2016年5月31日)


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2016年05月29日

ナナカマド(Sorbus commixta)花

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あまり気温は上がらなかったように感じましたが、一日中穏やかな晴れの日でした。19:00の気温13℃。
ナナカマドの花です。
我が家のナナカマドも盛りを越したようです。3年前の今日、同じくナナカマドをアップしていました。そのときには「私の近くでは、今年はまだ咲いていません」。2013年は寒い春で、エゾヤマザクラも5月21日に満開と書いていました。2005年も「5月21日に満開」という記述がありました。この年、庭の雪は4月中旬になっても80cmほどあったようで、「積雪0mになるのは連休明けにはなりそうな」とあります。
何年かおきに暖かい春・寒い春を繰り返しているように思うのですが、ちゃんと記録していないのでなんともはや…、というところです。このブログを長く続けて、花暦の変化を記録しましょうね。
2016/05/26

〔参考〕
去年のブログ
http://scanbotanica00.sblo.jp/article/68548846.html
2005年の春
http://www.arcs-inc.co.jp/arcs_staff_room/RAMBLREs_ROOM/diary/0505/050502/050502.html
http://www.arcs-inc.co.jp/arcs_staff_room/RAMBLREs_ROOM/diary/0505/050521/050521.html
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 19:26| Comment(0) | Flowers

2016年05月20日

ミズナラ(Quercus crispula) 雌花

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暑い一日でした。札幌市内では27.6℃まで上がったようです。22:00の気温は14℃、さすがに今はちょっと冷えた感じがします。
ミズナラの雌花です。去年は5月13日(5月11日スキャン)にアップしていました。
寺澤(1998)より開花過程について引用します。なお、これらの記述は河野(1991)に基づいています。文献は文末に記載しました。
『開花過程は未開花期、開花期、開花終期に区分され、それぞれの時期における状態はつぎのようである。
未開花期(5月中旬):冬芽が開いて雌花が外部から識別できる状態になる。大きさは1.5mm程度である。
開花期(5月下旬〜6月上旬):雌花の先端に2〜5本(通常3〜4本)の花柱が現れ、やがて花柱先端が裂開して粘液の分泌が認められ、開花最盛期となる。このころの花柱先端は鮮紅色を呈する。雌花の大きさは2〜3mm程度である。
開花終期(6月上旬〜中旬):花柱先端が黒ずみ、子房がやや発達する。縦断面には三角形の胚珠が肉眼で容易に識別できるようになる。雌花の大きさは4mm程度である』(時期は道央地方)
とすると、この状態はまだ花柱が伸びてきている状態ということになりそうです。まだ粘液の分泌は認められません。何回か観察してみますす。これからどんなふうに変化するのか、スキャンしたいものです。
2016/05/20

〔参考文献〕
寺澤和彦,1998,第2章 ミズナラの花・種子・稚樹の生態的特性,「北海道におけるミズナラの分布,資源,生態,造林および保護技術」抜刷(P19〜42),北海道立林業試験場
開花過程の観察については、
河野耕藏,1991,ナラ類の交雑親和性と堅果の発育過程,林木育種「特別号」,p33-36,林木育種協会
原文は手元にないので上記論文からの孫引きです。
ミズナラの学名については、
米倉浩司・梶田忠,2003-,「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2016年5月20日)
posted by Satoshi SONDA@ARCS at 22:47| Comment(0) | Flowers